Traditional Tanba pottery. Instruments beside life

丹波焼の今 暮らしに寄り添う現代の器たち

日時:11月10〜11日(10:00~15:00)
会場:陶泉 御所坊 (3階 和室・偲豊庵)
   兵庫県神戸市北区有馬町858

Concept

登り窯が出す特有の質感や伝統的形状デザインを手に取り見ていただける展示会。
土、天日干し、ろくろ、釉薬。陶器をつくる為の道具や材料なども展示し、丹波焼のルーツをご覧ください。

About

瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯の一つに数えられ、その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれています。桃山時代までは「穴窯」が使用されていましたが、慶長16年(1611)ごろ朝鮮式半地上の「登り窯」が導入され、同時期に取り入れられた蹴りロクロ(日本では珍しい立杭独特の左回転ロクロ)とともに、伝統技術を今日に受け継いでいます。
当初は、壺や甕(かめ)・すり鉢などが主製品でしたが、江戸時代前期小堀遠州等の指導により、茶入・水指・茶碗など茶器類に多くの名器を生み、後期には篠山藩の保護育成により、直作(なおさく)、一房(いちふさ)、花遊(かゆう)、一此(いちこの)等の名工が腕を競って、丹波焼の名を高めました。
明治、大正、昭和と受け継がれた丹波焼は、太平洋戦争後の苦境を乗り越え、食器・花器等の民芸品を中心とした作品作りに精進しております。
名称については、穴窯時代は小野原焼、登り窯時代になってからは、「丹波焼」又は「立杭焼」と呼ばれてきましたが、昭和53年(1978)「丹波立杭焼」の名称で国の伝統的工芸品指定を受けております。
2017年には日本六古窯が日本遺産に認定されました。

TAMBA pottery