開放(オープン)工房 彩色線象嵌(さいしょくせんぞうがん) 市野哲次さん

線象嵌の繊細さと彩色のバランス

哲次さんの作風は線象嵌(せんぞうがん)の繊細さと鮮やかな色合が魅力です。

鮮やかな色合の釉薬は、このようにようマスキングテープでひとつずつ処理して塗っているそう。

これを素焼きするとこのような状態になります。

線の上に白化粧を塗っていく繊細な技法

この状態から線の上に白化粧を塗り込んでいくのが線象嵌(せんぞうがん)の技法です。 ちなみに白化粧というのは、白い土を水で溶かしたもの(有り体にいえば泥水)のことです。

まず、全体に白化粧を筆で塗りスポンジで拭いていきます。塗りきれなかった部分は指で再度塗りこんでいきます。

このようにひとつひとつ塗りこんでいく非常に手間のかかる繊細な作業です。これを炭化焼成(木炭と一緒に焼くこと)することでこのように味わい深い作品が出来上がります。

ひとつひとつ丁寧な作業は苦にならない

ご覧の通り、ひとつひとつ細かな丁寧な作業をしていくのですが、こういう作業は全く苦にならず自分にはあっているとのこと。模様もうつわの形や角度から合うようなものをその場で考えながら描いていくとのことでした。
この線象嵌の技法を見られる貴重な機会。ぜひ、第11回春ものがたりにて新緑の丹波焼の里と共にお楽しみください。

●第11春ものがたり 開放工房

場所:市野悟窯

日程:5月4日(木)14:00~16:00

写真・動画:OK