いよいよ冬の到来と身構えていたところ、
ふと訪れた小春日和にほっと一息ついています。
窓を開けると、笛の音が
どこからか聴こえてきました。
獅子舞がきているようです。
近くの園児たちが集まり、舞を観た後、
頭を噛んでもらっていました。
獅子に頭を噛んでもらうと
無病息災で元気に過ごせると
言い伝えがあります。
小さな子たちが大泣きするのも
獅子舞の恒例の光景ですね。
伝統的なものにふれると、
改めて日本の良さを感じます。
丹波焼も日本の伝統的工芸品です。
今日もその魅力をお伝えしますね。
まずは、
太めの鎬(しのぎ)が特徴的な
【豪人窯】の新作から。
手触りは少しざらっとしていて、
深みのあるマットな黒の器です。
外側の鎬の凹凸が
手に心地よく馴染みます。
↓同じシリーズのべっ甲釉も人気です。
⇒【豪人窯】ボウル鉢/べっ甲釉/各2,700円(税込)
今回の新作には黒の器が多くみられます。
【稲右衛門窯】の黒の器は
つやのある釉薬がかかっていて、
鎬が出す表情もまた違います。
⇒【稲右衛門窯】彩色6寸皿/しのぎ/黒/(径 18.5cm)/3,240円(税込)
丁寧に彫られた鎬を見ていると
吸い込まれそうになりますね。
所々に飛んでいる色が特徴的で
伝統的な技法の中に新しさを感じます。
黒の器の中でも特に、
洗練されたデザインが人気の
市野哲次さんの彩色線象嵌シリーズ。
上品な色味の黒なので、
料理を引き立ててくれ、
飯椀としてだけでなく
小鉢としても使えます。
定番の野菜の白和えも、
黒の器に盛ると食材が映えて
まるで料亭の一品のようですね。
彩色線象嵌シリーズで人気のマグカップも
再入荷しています。
⇒【市野悟窯】マグカップ/丸/彩色線象嵌/炭化/3,240円(税込)
黒の器たちは、
一見使うのに躊躇しそうですが、
食材の魅力を引き立ててくれるので、
いつもの食卓を
ちょっと特別な雰囲気にしてくれます。
ぜひ実際に手に取ってそれを
感じてみてください。
【あとがき】
丹波のイロドリの商品ページには、
その器を使ったレシピを
紹介しているものもあります。
このレシピは、
陶器まつりの企画の
「うつわdeレシピ」として
毎年作っています。
大きさや、
料理を盛った時の
イメージができますね。
ぜひ参考にしてみてください。
天候不順な季節ですが、
体調を崩されないようご自愛ください。