陶器と磁器の違いとは?

 

毎日の使う食器はどんなものをお使いですか?

陶器・ガラス・プラスチック…

盛る食材、使う人・場所など

用途によって様々な食器を使っていることと思います。

 

では、

どういったモノを「陶器」と呼ぶかご存知ですか?

「陶磁器」という言葉や、「磁器」という言葉も

聞いたことがあるかと思います。

「陶器」と「磁器」は別のものなのです。

 

普段使っている器はどちらでしょうか?

今日は、その違いと、見分け方をお伝えしたいと思います。

意外と分かりやすいのでご安心ください☆

 

陶器と磁器の違いと見分け方

~陶器 pottery~

原料:陶土(粘土)が主

焼成温度:800度~1250度

吸水性:少しあり

特徴:土の素朴な風合いや手作業の温かさ感じられる。

音:低く鈍い音

色:釉薬によって白、赤、黒、青、緑等多種多様な色がある。

高台(※1):茶色くざらついている。

主な焼き物:丹波焼 瀬戸焼 唐津焼 美濃焼 信楽焼 萩焼

 

~磁器 porcelain~

原料:陶石(石の粉)が主

焼成温度:1200~1400度

吸水性:なし

特徴:ガラスのような滑らかさ硬質さがある。

音:金属的な高い音

色:ほぼ白色

高台:白くてなめらかできれい。

主な焼き物 :有田焼(伊万里焼)  九谷焼 砥部焼 波佐見焼

※1 高台(こうだい)とは、茶碗の胴や腰をのせている円い輪の全体のことです。

 

いかがでしょうか?

ぜひ一度、お家にある器を見分けてみてください。

違いを知れば、扱い方も変わります。

陶器の取扱いについても、またお伝えしたいと思います。